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松崎町・なまこ壁の商家[伊豆旅7]

土肥金山を出たあとは南下、松崎を目指します。
目的は、伝統工法で作られた"なまこ壁"が残る商家。

なまこ壁とは、壁に瓦を打ち付け、継ぎ目を漆喰でつなぐ建築技法。防火性に優れ、松崎打は昔から家や蔵をなまこ壁にして守ったんだとか。
見た目は"なまこ"というか、魚の"うろこ"という気もしないではないですが。。。漆喰の盛り上がりが"なまこ"なんですかね!?(笑)

さて、車を1時間ほど走らせて、松崎町内の「伊豆文邸」に到着♪

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こちらは明治43年(1910年)に建てられた商家。

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↑サイド外観。これが一面のなまこ壁w

現在は、休憩場として無料開放されているので、遠慮なく中へ~(^^

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いいですよねー、こうゆう古民家。住めるもんなら、住んでみたい♪

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中庭越しに蔵も見えますね。

さて、この伊豆文邸の前の通りが"なまこ壁通り"。
このなまこ壁通りの界隈の民家には多くのなまこ壁が残されています。
この通りを東へしばらく行くと、立派ななまこ壁が残されている「近藤邸(未公開)」や、ちょっと西洋風の建物×なまこ壁の「松崎町観光協会」などがあり、こちらも観光スポットになってます。

ここから北上し、那賀川を渡ったところにあるのが「明治商家 中瀬邸」。

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明治時代の呉服問屋さんだったこちらは、なまこ壁に関する資料の展示があるほか、調度品や帳場が当時のままに再現されていたり、お茶もできたりするので、入館料も100円かかります。

内装は総欅造りなのですが、注目すべきはこちらの内蔵。家の中の蔵なので、現代で言えば金庫室というところでしょう。。。w

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この蔵の壁は黒なまこ壁というそうで、通常白い漆喰が炭を練り込んで黒色になっています。黒なまこを見れるのはここだけで、もう再現することも出来ない(?)レアものだそうです。

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内蔵の中は古道具や骨董品が保管されていました。ちょっと欲しくなるものが置かれてましたよw

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こちらは渡り廊下。ここの屋根は船底天井と言って、船底の造り方で天井をこしらえているんだそう。なかなか粋なかんじです。
ちなみに、この先の離れではTBSドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の展示が行われていました。
映画ではなくドラマ版の方は、ここ松崎でロケをしたそうです。

あと気に入ったのは、こちら。。。

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ガラス戸の上に障子風の光窓があるんですよ。
これ、夜雨戸を閉めて寝ても朝日が入ってくる、という寸法なんでしょう(^^
けっこういいアイデアだと思うんですよね。


伊豆文邸【HP
静岡県松崎町松崎250-1
開館 9:00~16:00
※不定休

中瀬邸【HP
静岡県賀茂郡松崎町松崎315-1
TEL.0558-43-0587
開館 9:00~17:00
※年中無休

土肥金山[伊豆旅6]

2日目。
9時にホテルをチェックアウトしたあとは、5分ほど(車で)走って「土肥金山」へ。
すげー近くだw

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こちらは、400年余りの歴史がある、徳川直轄の金山だったそう。いまは整備されて、観光スポットになってます(^^
入園料840円支払って、いざ中へ。

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総延長100km以上におよぶ実際の採掘坑道のうち、整備した約400メートルを"坑内めぐり"できます。所要時間は約20分ほど。

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地面はコンクリート舗装されていて、電球もついてるので、昔ながら、という雰囲気ではありませんが、坑内の気温は約19度なので真冬には暖かい♪
湿気があって、ちょっと蒸しっとしますけどねw

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要所要所で、当時の採掘風景を電動人形で再現しています。
そうそう、坑内で普通にお風呂(温泉?)とか入ってたらしいですね~w

坑道を出たところには"砂金館"があり、温泉砂金採りの体験ができます。
しかし、室内に水槽をあつらえての砂金採りなので。。。
疑似でも、坑内で砂金採りできるなら燃えるのになぁw

そして、"黄金館"では、こちらの目玉の一つ、250kgを誇る世界一の巨大金塊♪

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おお、眩しい、重い、欲しい~(笑)
時価で約12億円もするんだとか。ふぅ。

おみやげ品もゴールド尽くしでしたよw

土肥金山【HP
静岡県伊豆市土肥2726
TEL.0558-98-0800
営業 9:00~16:30

土肥ホテル山海亭[伊豆旅5]

大瀬埼から、さらに海岸沿いのワインディングロードを南下。
宿泊地の土肥まで(距離的に)30分ぐらいで着くのかと思ったら、1時間弱かかりました(><)
で、5時半過ぎに今宵の宿「土肥ホテル 山海亭」に到着。

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お部屋は、8畳の和モダンなインテリアに露天風呂付き♪

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落ち着いた雰囲気でまったりできますね。

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テラスの露天風呂☆
常時温泉に入れるというのは贅沢ですね~。

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部屋は3Fで、前方の建物の隙間からわずかに海が見えましたw

(玄関というか)前室(?)もゆったり広々。
トイレや室内浴室も完備してます。

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料金は某クーポンサイトを利用して12,600円/人だったのですが、なかなかおトクなのでは(^^

とりあえず(大浴場の方で)ひとっ風呂浴びて、すぐに夕食タイム☆
夕食は部屋出しなんですよね~。

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舟盛り、金目鯛姿煮、伊勢エビ、アワビ、カニ盛、海鮮しゃぶしゃぶと見た目、非常に豪勢。
しかし、なんだろ、味はなぜかパッとしない。。。
しかも量が多すぎて全然食べきれなかった(><)

むしろ、朝食の方がおいしかったw 極ふつうの朝食なんですけどね。。。

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土肥ホテル山海亭【HP
静岡県伊豆市土肥324
TEL.0558-98-1069

沼津港&大瀬崎[伊豆旅4]

ようやく沼津港に到着♪
久能山を出て、1時間強というところだったでしょうか。

で、水曜日のお昼というのに、すごい人出でビックリw
とりあえずマーケットモール「沼津みなと新鮮館」の駐車場に車を停めて、昼食を食べるお店を物色。

狙ってた「かもめ丸」さんが定休日だったので、「魚河岸丸天」さんに入ることに。

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ただし満席で、10~15分ほど待って、ようやく着席。
こちらは高さ10cm以上にもなるかき揚げが乗った『海鮮かき揚げ丼』が名物なのですが、けっこう時間がかかるというので断念して、『いくら・うに・マグロぶつ切丼(かにのみそ汁付)』を注文。

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ふつうに美味しかったのですが、食べ始めてから「あ~」と思ったのが。。。みんな"漬け"なんですよね。
沼津港らしさからいうと、この3つに生しらすと生桜エビが追加された『海鮮五色丼』にすべきだったと後悔(><)
「かもめ丸」さんだったら、アジのたたき・生シラス・生桜エビの乗った『ぬまづ丼』にするつもりだったのに、ついマグロやイクラに惑わされましたw
まぁ、またそのうちリベンジ(?)しましょう!

魚河岸丸天【HP
静岡県沼津市千本港町114の1
TEL.055-963-0202
営業 7:30~21:30
※年中無休

さて、腹ごしらえが済んだら、ちょっと海産物のお土産を物色後、雑貨屋さんに寄ろうと三島駅方向に移動。
しかし、道が思いのほか混んでたため、途中で断念。
駿河湾越しに富士の絶景が眺められる大瀬埼を目指すことに。

伊豆半島の海岸沿いを南下していくのですが、道はくねくねのワインディングロードw
それは覚悟してたのですが、思った以上にアップダウンが激しいんですねー。ガソリンが減る、減る(><)
駿河湾に、富士山が見え隠れして景色は素晴らしいんですけどね(^^

結局、1時間強走って大瀬埼に到着。

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↑あー、雲がとれてくれれば最高の眺めなんですが。。。

この日は、天気も良く空も海も青くてよかったのですが、とにかく強風で寒いのなんの(><)
車外に出て散策なんてのもママならなかったので、早々に切り上げ、今宵の宿を目指します☆

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
とくにオークやナラがよいですねー。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。

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