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旧開智学校[松本]

今回はちらっと信州・松本に行ってきました♪

まずやってきたのは、松本城近くにある「旧開智学校(きゅうかいちがっこう)」。

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こちらは、かつての旧制小学校で、明治6年(1873)に開校、明治9年に新築されたわが国最古級の擬洋風小学校建築だそうです。昭和36年に国の重要文化財に指定されています。
入館料は300円ですが、駐車場が無料なので、松本城を含めその周辺を回るのには便利です(^^

擬洋風という建物ですが、外観は率直な感想として和洋折衷ならね、和洋中折衷ってかんじですw
八角形の塔とか、洋風ってより中華風ですよね?
保護のためか、窓は全部雨戸が締められていますね~。

中は、学校ですからね、質素ですw
教室も再現されてます。

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私はコクヨの机&椅子世代なので、いわゆる懐かしさはないのですが、年配のご婦人方は盛り上がってましたね~w

かつて、八角塔の上に付いていた風見鶏ならぬ、風見方角?w

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講堂はちょっと洋風かな?

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教育博物館として教育資料約3万点が保存されていて、売店コーナーでは尋常小学校時代の教科書の復刻版も販売されていたり楽しかったです♪

旧開智学校【HP
長野県松本市開智2-4-12
TEL. 0263-32-5725
営業 9:00~17:00
休館 3月~11月:第3月曜日(祝日の場合翌日)
  12月~2月:毎週月曜日(祝日の場合翌日)

赤レンガ駅舎復元[東京駅]

先日、JR東京駅の赤レンガ駅舎の改修工事が終わり、リニューアルオープンしてメディアでも盛り上がってましたね~☆

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この工事により、赤レンガ駅舎は約100年前(大正時代)の建設当時の姿に復元されたんですよね~。
なんでも、戦火により2階建てで復興されたものを元の3階建てに、塔の屋根も八角→ドームに復元されたとのこと。

東京駅の設計者といえば辰野金吾氏ですよね~。
お雇い外国人のドン ジョサイア・コンドルに師事し、彼の後任として(現在の)東大工学部の教授を務め、(現在の)日本建築学会を設立し、この東京駅駅舎ほか日銀本店、浜寺公園駅などを設計したことで有名ですね。

かつて建築を勉強していた身としては、これはぜひ見に行かなくては!w

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やっぱりドームが目玉ですかね、銅板葺きの屋根がカッコいい。
これも経年とともに緑色に変色していくんですかね!?


↑ビフォーアフターの立面図(クリックで拡大)

ただ、プロポーションとしては(写真で観る限りは)個人的には2階建ての方がよかったかも!?
以前は塔×低層棟の組み合わせってかんじで、復原後はボリューム感というか、存在感は増した印象ですが、オリジナリティは逆に薄まったのでは?

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↑これはセーヌ川沿いに立つオルセー美術館ですが、こうゆうヨーロッパならよく観られる建物に近づいたと言えなくもない。。。
って(時代的に)そうゆうのを模して造ってたんだから当たり前っちゃ当たり前の話ですがw

さて、今回の復原工事にかかった費用は総額500億円とか。
『ほぇ~、JR儲かってんだなぁ~』と思ったら必ずしもさにあらず。なんでも"空中権"を売却して費用を捻出したんだとか。
空中権? 聞き慣れない言葉ですが、要は東京駅の容積率を近隣施設に譲渡して、その代金で今回の工事が行われたとのこと。
今時の言い方で言うと「実質0円」ってことですかね(笑)

十数年前だったか、"赤レンガ駅舎を取り壊して、高層の駅ビルに建て替える"との計画が持ち上がり、それの反対運動が起きて存続が決まったわけですが、その高層化を諦めた故に、昔の姿に復元できたとは、なかなか皮肉の利いた話です(^^

第2回東京蚤の市開催決定

以前紹介した、調布の「東京蚤の市」の第2回開催が決定したようです。

東京蚤の市
↑第1回の模様

第2回日程:2012年11月24(土)25(日)

第1回が5月でしたので、半年に一回なのか、年一回なのか、これで終わるのかwと思っていましたが、当面半年に一回ペースでいきそうですね(^^

まだ開催が決定したばかりのようで、まだくわしい情報は上がってないようですが、今後随時上がってくると思いますので、要チェックですね。

公式サイトはこちら。

前回の模様はこちら。

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
とくにオークやナラがよいですねー。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。

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