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茶房菊泉[函館]

(前回の)「日和茶房」がまだ営業していなかったので、再び坂を上がり、ちょうど八幡坂と元町公園の中間あたりにある、古民家を使った甘味処「茶房菊泉」へ。

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古民家は大正時代に建てられたもので、元町エリアらしくない和建築ですねw
内部は(首都圏などに多い)古民家をリノベしておしゃれにしたカフェというよりは、古民家をそのまま使っているかんじのお店です。

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とはいえ、囲炉裏があったり、高台から見える海の景色がきれい、など魅力もいっぱい♪

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で、(甘味処ではありますが)遅め&軽めのランチをいただきました。
私が注文したのは、くじら汁とおにぎりのセット。

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くじら汁とは、"塩クジラ"と山菜や野菜で作る汁物で、道南地方では正月の定番料理として定着しているんだそう。

こちらのくじら汁は塩味ベースのあっさり味。
くじらを食べるのはすごい久しぶり(小学生以来?)なのですが、野菜も味がよく染みてて、美味しかったです。(くじらはひと切れだけでしたけどねw)
けっこうおススメです(^^

茶房菊泉【HP
北海道函館市元町14-5
TEL. 0138-22-0306
営業 10:00~17:00
定休 木曜 ※祝日の場合は営業

日和茶房(プレイリー・ハウス)[函館]

(前回のハリストス正教会から)元町公園方面に歩き、有名な八幡坂をちょっと下り、さらに元町公園方向に進み、日和坂の小路を入ったところにある「日和茶房」へ~。

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この建物は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子で、北海道を拠点に活躍した田上義也氏が設計した旧佐田邸で、ライトが生みだしたプレイリー・スタイルにちなみ『函館プレイリー・ハウス』とも呼ばれています。

登録有形文化財にも指定されている、この名建築で、北海道でも名高いケーキの銘店「ペシェ・ミニョン」が運営しているのが「日和茶房」になります。
しかーし、

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ガーーン、マジですかorz

今年の営業は6月から、とのこと。
仕方ないので、建物の外観だけ見学します。

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水平と垂直線を強調した外観や幾何学模様の窓など、“ライト”モチーフが随所に観られますね。

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ああ、庭側のファサードや、建物内部も見たかったなぁ。。。

いつかリベンジしたいところです。いや、近々疑似リベンジを企んでるんですけどね。詳細はいずれ、のちほど(^^

日和茶房【HP
北海道函館市元町32-10
営業 10:00~17:00
休業 水曜 冬期休業

元町の教会群[函館]

(前回の)ベイエリアから元町エリアに移動。
函館の元町は、教会や各国の旧領事館など歴史的建造物が多く残るエリア。
函館山ロープウェイの駐車場に車を駐め、このエリアを巡ってみます♪

まずやってきたのは、聖ヨハネ教会。

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とにかく目立つ、独特な外観が特徴的です。
屋根を支える柱部分にも十字架が見えますねw
建築デザインに十字架を仕込むのは、教会建築ではよくあるパターンです。

と、ここで勘のよい人なら気付くことでしょう。一応私も気付きました(^^
そう、この建物、真上から見たら十字(クロス)になってます。

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↑実際には観れない(函館山頂からなら観えるのかな?)ので、文明の利器(Google Earth)を使ってみました。
便利な世の中になりましたねぇw

こうなるとインテリアの方も凝ってるだろう、と期待が増しますが、残念ながら中の見学はできませんでした。

函館聖ヨハネ教会【HP
北海道函館市元町3-23

つづいて、はす向かいの「カトリック元町教会」と、お隣りの「函館ハリストス正教会」へ。

↓こちらは、カトリック元町教会です。

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江戸時代のキリシタン禁教からキリスト教宣教再開の象徴として、横浜と長崎に建立するカトリック教会と並び、国内では最も古い歴史を持つそうです。
大聖堂内の祭壇は、日本で唯一ローマ法王から贈られたものだそう。

↓一方、こちらは函館ハリストス正教会。

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ロシア系正教の教会で、大小6個の鐘を鳴らす“ガンガン寺”として市民に親しまれています。

どちらも六角尖塔(鐘楼)と聖堂を構え、パッと見、似たような雰囲気ですよね。
しかし、デザイン様式的には、カトリック元町教会は"尖頭アーチ"を使ったゴシック様式、ハリストス正教会は"アーチ"を中心とし、ロシア建築の影響も受けたロシア風ビザンチン様式です。

石造建築の歴史において、(建物の)開口部上部や天井は、石自重を逃がすためアーチ形(とアーチを360度回転させたドーム形)をベースにしてましたが、時代とともに高さを求めるようになり、アーチを尖らせた"尖頭アーチ"を使ったゴシック様式があらわれました。

なので(2つを見比べた時に)ゴシック様式である元町教会の方が、縦長でスマートな印象ですね(^^

カトリック元町教会【HP
北海道函館市元町15-30

函館ハリストス正教会【HP
北海道函館市元町3-13

旧ホテルニューハコダテ&明治館[函館]

(前回の)「和雑貨いろは」から末広町駅方面へ3,4分歩きで移動、やってきたのはかつての「ホテル ニューハコダテ」。

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こちらは、昭和7年旧安田銀行函館支店として建てられ、その後ホテル・ニューハコダテとして利用されたものの、現在は閉館されてしまった歴史的建造物です。

閉鎖中なので外観の見学しかできませんが、金森赤レンガ倉庫からも歩いて数分のところにあるので、建築好きにはぜひ行ってもらいたいですね(^^

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デザインは、ちょっとギリシャの列柱建築を彷彿とさせる、大きな柱が印象的♪
柱の間の、1Fから2F(3F?)まで通した窓も、カーテンウォールぽくて(←現代のビル建築では当たり前の工法ですが)当時としては斬新だったのではないでしょうか?

う~ん、中も見学したいなぁ~、まだホテルだったら泊まったのに(><)

今後この建物がどうなるのか、まだ決まってないそうですが、どんな形にせよ、ぜひとも存続させてほしいですね。

旧ホテルニューハコダテ【HP
北海道函館市末広町23-9

再び、金森レンガ倉庫方面に戻り、やってきたのは「はこだて明治館」。

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こちらは、旧函館郵便局舎だった建物を利用したショッピングモールです。
赤レンガの建物に、トップライト(天窓)の天井となかなかおしゃれです。

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もっとも、地元の人曰く『昔はもっと人気でいつもすごい人だったけど、最近は。。。』とのこと。
たしかに、ガラス工芸品を中心としたお土産や、テディベアミュージアムなんかが入っていて、好きな人は好きだけどってかんじですかね(^^

夏場は、壁に絡まった蔦の緑が赤レンガに映えて、より美しいみたいです。

はこだて明治館【HP
北海道函館市豊川町11-17
TEL. 0138-27-7070
営業 10:00~18:00

金森赤レンガ倉庫&和雑貨いろは[函館]

北海道旅行に行ってきたので、しばらく北海道編をお送りします(^^

まずは函館のベイエリアへ~。

函館と言えば必ず、こちらの「森」の字の入った赤レンガ倉庫が出てきますよね。
市電(こちらも函館名物の路面電車)の十字街駅が最寄りになります。

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とても絵になりますが、中はお土産やグルメを扱うショップが沢山入っていて、雰囲気は見事に横浜の赤レンガ倉庫と被りますw
ただ、天井の小屋組を露出しているなど、古い部分を多く残してるので、赤レンガ倉庫自体は函館の方が見応えがあるかもしれません。

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また、倉庫群の間に、ヨットハーバーなどもあり、見映えも函館の方が上か!?(笑)

つづいて、赤レンガ倉庫の裏、歩いて数分のところにある「和雑貨いろは」へ。

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和洋折衷の古民家を改装した雑貨屋です。
赤レンガとはまた違った趣きがあってよいですね~(^^

店内には、茶碗などの食器類やキッチングッズ、手ぬぐいや籠などなど、バラエティに富んだ和雑貨が揃っています。
ただし、商品は和アンティークではなく、和アンティーク風の新品です。
個人的には、(和風雑貨屋よりも)古道具屋さんの方がいいと思うんですけどねw

そうそう、そんな中でも私が気になった商品は"そば猪口"。
和風文様がおしゃれでよいですよね~。

和雑貨いろは【HP
北海道函館市末広町14-2
TEL. 0138-27-7600
営業 10:00~19:00
定休 なし(1~3月は月曜日)

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
とくにオークやナラがよいですねー。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。

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